【城×◯◯◯】お城をエンタメとして楽しむ方法

以前、隊員インタビューで武将隊愛を披露いたしましたBangです。

【城ガールに聞く】第3回Bangさん「城ガール隊と武将隊」

今回、城ガールの城の楽しみ方番外編ということで、改めて武将隊についてご紹介させて頂きます!

普段の城ガール隊の遠征やオフ会では、縄張り図を片手に、堀を越え薮をかき分け、えんやこら。
正直、なかなかハードな城攻めをしていますよね。
基本的には高くても300m級の低山ですし、脱落しないように皆で様子を見ながら登るので初参加の方も心配いらないんですが、やっぱりちょっと参加しにくいのかもしれません。

と、いうわけで今回は全く違う楽しみ方、武将隊!!でございます。
城ガール隊員兼、武将隊家臣のBangが一家臣として、皆さんに武将隊のここが良いということを激推ししたいと思います。

武将隊とは

武将隊とは、その土地に縁ある歴史上の人物が現世に甦り、お城などでパフォーマンスを行ったり、県外や海外へ赴き観光PRしている団体のことです。

各隊によって活動は様々ですが、基本的には下記のような活動をしています。

·歴史上の人物が現代に甦っている。
·城など観光地に常駐している。
·週末、祝日にパフォーマンス(演舞)をする。
·地域のイベントに出陣。
·観光誘致のため県外、海外へ遠征する。

さて、何がそんなに楽しいのか!武将隊の魅力を語らせて頂きますね!!

圧巻のパフォーマンス

まず武将隊初心者の方にオススメすべきなのは、なんと言っても週末やイベント時に行われるパフォーマンスです。隊によって、おもてなし演武などと呼ばれています。

15~20キロの本格的な甲冑を見に纏い、太刀や槍を使った殺陣は見応えがあります。写真の撮りがいもありますよ。

武将隊沼に落ちた者は、同時にカメラ沼にも落ちていく傾向にあります。今この瞬間の表情を!甲冑の動きを!刀の煌めきを!撮り逃がしてなるものかということで、私も一眼レフを買いました。

春夏秋冬、表情を変える城と、日々成長していく武将様、美しく写真に収めるのはどちらもとても難しいですが、その分とても面白いです。

殺陣の他には、寸劇やダンス、ロックを歌ったり、参加型だったりと多種多様です。色んな隊が参加する武将隊のイベントに行くと、見比べられて好きな隊が見つかるかもしれません。

それから、演武の中で特に私が好きなのが勝鬨(かちどき)です。
「えいえいおー!!」のあれです。

武将様の掛け声のもと、拳と声を上げると自然と「この大将についていこう!!」「やったるで!!」「かかってこんかい!!」と戦闘態勢に入ってしまいます。私だけかしら?

こういう一体感がテレビや映画とは違うところで、何度も通うきっかけかもしれません。

武将隊との接近戦

さて、演武のない平日は楽しめないのか?
もちろん、そんなことはありません !
これも隊によっていろいろですが、名古屋城、熊本城、仙台城では毎日武将様が常駐しています。
記念に武将様と写真を撮ってもらうこともできます。ツーショットでもピンショットでも可!もちろんタダ!

近くで話してみると、より実感いただけると思うんですが、皆様紛うことなく、徹頭徹尾、武将様でタイムトリップ感がすごいです。有難いことこの上なしです。

武将様にオススメの食事や観光地を聞いてもいいですし、何気ない普通の質問にも、スルッと戦国知識を織り交ぜて答えてもらえたりするので面白いです。接近戦こそ武将隊の面白さかもしれません。

歴史座談と称してお客さんに向けてお話をしていることもあります。これもタダですよ!

武将隊メンバーがお城を案内してくれるツアーを開催していることも多いです。名古屋城では、旅行会社を通して申し込める城内ツアーがあります。JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行に置いてあるパンフレットからオプションコーナーを探してみてくださいね!

武将隊をきっかけに

城ガール隊として、最初の城知識を築城者本人から教えてもらうなんて、面白いと思いません??
また、武将様の話からいろいろな興味が広がっていくのも、武将隊の面白さだなと思っています。
歴史が嫌いだったのに史跡巡りをするようになったとか、よく聞きます。

神戸·清盛隊好きの私は『平家物語』を原文で読み通しました。←これはちょっと自慢です。
もともと小説は好きでしたけど、まさか原文で読みたいと思う程になるとは思っていなかったです。

また、そうして自分で調べていくと、演武でのセリフに深みを感じられるようになったりします。気付くと毎週、通っていて更に深みへハマっていくんです…。やめられない止まらない…。

こんな訳で今回は、お城を史跡として楽しむだけではなく、エンタメとして楽しむ1つの方法として、武将隊をご紹介しました。

武将隊の魅力〜番外編

実は、武将隊活動略して武活(ぶかつ)は、お城以外での活動も多くて面白いのでちょっとだけ紹介します。

街歩きツアー、大盆踊り大会、夏フェス、大運動会、着物で女子会、芋煮会、クリスマスパーティー、BBQ大会、バスツアー、焼き物教室、桶狭間の戦い←朝4時集合!

全部の隊の活動を追いかけている訳ではないので、偏りがありますが、私が把握しているだけでこんなにバラエティに富んだイベントが目白押しです。

各地の武将隊が一同に集う武将隊イベントもオススメです。
被り武将(同現場に同一人物が2人以上いること)が頻発し、史実では犬猿の仲だったあの武将が!!
なんてことも。ステージ以外も目が離せません。

現代の武将様はえすえぬえすにも通じていますので、下記のアカウントをチェックして下さい!

あいち戦国姫隊 @PSJapan2016
安芸ひろしま武将隊 @akihirobushotai
越後上越上杉おもてなし武将隊 @uesugibusyotai
奥州·仙台おもてなし集団伊達武将隊 @datebusyou
忍城おもてなし甲冑隊 @oshi_omotenashi
清原紅蓮隊 @kiyohara_guren
岐阜城盛り上げ隊 @gifujyou
熊本城おもてなし武将隊 @kumajyobushotai
グレート家康公「葵」武将隊 @aoibushoutai
神戸·清盛隊 @KOBEkiyomoritai
島原城七万国武将隊 @shimabarabushou
信州上田おもてなし武将隊「真田幸村と十勇士」 @sanadacrossb
立花宗茂と誾千代 @tachibanakachu
土佐おもてなし海援隊 @tosaok
徳川家康と服部半蔵忍者隊 @aichi_ninja
名古屋おもてなし武将隊 @nagoyabushotai
浜松徳川武将隊 @HAMA_tokugawa
みやぎ川崎慶長遣欧使節団 @datenokousyonin
やまがた愛の武将隊 @ainobusyoutai
やまぐち奇兵隊

この他にも私が知らない隊はたくさんあるはずなので、ぜひ地元で活動している隊がないか探してみてください!

今回の記事では伝えきれていないのですが、武将隊は土地に根ざしてその土地の過去と現在を繋ぐ存在です。私たち観光客が史跡だけでは受け止めきれないその土地の歴史と文化を、武将隊という存在があること、彼等が発する言葉を聞くことによってよりダイレクトに受け取れる気がします。

現存する史跡として歴史を伝えるお城と、演武やおもてなしで歴史を伝える武将隊。似通った所があるんだなと、今回改めて思いました。
お城好きの城ガール隊隊員のみなさんも是非、お城での武将隊の活動を見てみてください!

ちなみに、城ガール隊北陸東海支部の夏のオフ会は名古屋城!武将隊演武と全体オープン本丸御殿の二本立てですので、ちょっと興味あるなって方はぜひ参加してみてくださいね!

城ガール隊北陸東海支部【2018夏オフ】の詳細はこちらをクリック。

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Bang

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北陸・東海支部
愛知県在住の武将隊家臣。推しは神戸清盛隊。